お久しぶりです…

1年ぶりの更新となってしまい申し訳ありません。今回は2023年度の活動のまとめです。

第19回能代宇宙イベント

　8月の能代宇宙イベントでは、バルブシステムを搭載したロケットの海打ちを行いました。前回の能代宇宙イベントでもバルブシステムを搭載したロケットの打上げを目指していましたが、開発が難航し従来の方式でロケットを打ち上げました。その次の2023年3月の伊豆大島共同打上実験に向けて準備を進めていましたが、実験が中止となったためこのプロジェクトを引き継ぐ形での開発となりました。

　伊豆大島のプロジェクトでは、ノーズが左右に分離することでペイロードやパラシュートを放出するフェアリング機構の実証機体とバルブシステムの実証機体の2機体を開発していました。この成果を引き継ぎ、能代ではフェアリングとバルブシステムの両方を搭載しています。

　現地ではいくつかトラブルが発生しましたが、無事バルブシステムを搭載したロケットの打上げとフェアリングの開放に成功しました。COREのこれまでのバルブ開発の歴史と今回の打上げの動画をYouTubeで公開しています。ぜひご覧ください。

第23回伊豆大島共同打上実験

　11月の伊豆大島共同打上実験では、今年の新入生を中心にロケットを開発しました。前年度の11月の新入生プロジェクトではロケットからCanSatを放出しましたが、今回はロケットの中でペンを動かして絵を書くというユニークなミッションにチャレンジしました。

　お絵描き機構は以下のようになっています。ペンを傾けるものと紙を回すものとサーボモータを2つ使っています。当日はトラブルを乗り越えなんとかランチャまで機体を持ってこれましたが、最後は濃霧に阻まれ打ち上げることができませんでした。

第24回伊豆大島共同打上実験

　3月の伊豆大島共同打上実験では、新規燃料のエンジンでロケットを打上げました。これまでCOREの自作エンジンではポリプロピレンを燃料にしていましたが、今回は初めてWAXを使用したエンジンをロケットに搭載しました。ロケットとしてはタンクを小さくして到達高度を制限内に留めていますが、COREとして歴代最大の推力を得ることができました。

　現地で打上げ前日に少し機体の調整を行いましたが、当日はトラブルなく打上げに成功しました。

　COREに興味を持たれた方はぜひcore.rockets@gmail.comへのメール、またはTwitter(id:CORE_Rocket)からお気軽にお問い合わせください。